テレビが映らないのはアンテナのせい?その原因と解決法

今では、一家に一台は必ず置いてある家電製品と言えば「テレビ」がありますよね。
年配の方は、ラジオしかなかった時代にモノクロのTVが登場して衝撃を受けた方が多いのではないでしょうか。
時代と共に、テクノロジーの進歩で多くの家電製品の性能も格段にアップしました。
その中でも、テレビはモノクロ→カラー画面へと変貌を遂げました。
最近では、「4K・5K」など超高画質ハイビジョンテレビも登場していて、まだまだTVの進化は止まりません。
テレビは、ご家庭によっては毎日使用することもあるでしょう。
消耗品ですから、視聴していて突然、テレビが映らなくなったり、何らかの原因でテレビアンテナに不具合が起きることもあります。
今回は、テレビが映らないのはアンテナのせいなのかや、原因・症状別解決法などについてご紹介していきます。
突然テレビが映らなくなった?その原因とは
突然、今まで視聴していたテレビの映像が観れなくなることには色々な原因があります。
故障や不具合が起きていないのに、そもそも「テレビの電源」をつけていないと映像は映りません。
節電対策で、TVの電源プラグをコンセントから抜いていたり、子供が電源コードを引っ掛けていてコンセントから電源プラグが抜けていたという家庭もあります。
上記のようなことが起きていたら、テレビ・テレビアンテナに何か不具合や故障が起きていなくてもテレビは映らなくなります。
なので、一度、ご家庭のテレビの電源プラグがきちんとコンセントにささっているのかや、電源コードの断線はないかなど確認してみましょう。
確認してみて大丈夫だったけど、一向にテレビが映らない場合はまた他に原因があります。
テレビアンテナの向き
「テレビアンテナの向き」が、良くないときちんと電波を拾わなくてアンテナレベルが低下してしまいます。
その結果、テレビの映像にノイズが生じて見辛くなったり映像が映らない恐れがあります。
テレビアンテナの向きを調節してあげることで、電波の受信レベルを高めることができ上手く調整できると綺麗な映像が映るようになるでしょう。
アンテナの種類ごとに調整方法に違いがあるので注意が必要です。
テレビアンテナを、屋根の上に設置しているご家庭は、屋根に上ってアンテナの向きを調整する必要があります。
屋根に上っての作業は、危険が伴いますので、できれば専門の業者にお願いするのがおすすめです。
ブースターの電源
テレビが、突然映らなくなる原因には「ブースターの電源」の問題があります。
自宅や建物には、テレビの電波を増幅させて各部屋に送るブースターが取り付けられていますから、ブースターが正常に動いていないとテレビが映らなくなります。
多いのは、ペットや子供が部屋に設置してあるブースターの機器を扱ってしまい、家族が見ていたテレビが突然観れなくなるケースです。
この場合は、ブースターの電源を再接続すればTVの画面が綺麗に映ることもあるので確認してみてください。
ブースターの電源は、一つだけとは限りませんので、他の部屋にもブースターの機器があればきちんと接続がされているのか確認する必要があります。
ケーブルの長さ
アンテナケーブルが長すぎると、電波の受信レベルが低くなりアンテナレベルが下がってテレビが綺麗に写らなくなる原因となります。
長いアンテナケーブルを使用しているご家庭は、長さの短いものと交換してみて綺麗にTVの映像が映るか確認してください。
電源コード
テレビを観るためには、電力が必要になりますから「テレビの電源コード」がきちんとコンセントに差し込まれていない場合電力供給不足により映像が映りません。
きちんとコンセントに、電源コードが差し込まれている場合でも、断線していたりコンセント自体に電力がきていない恐れもあります。
テレビの電源コードは、一番、確認しやすい箇所でもあるので、テレビが視聴できなくなった場合はすぐに確認してみましょう。
テレビの不具合
テレビは、家電製品の中でも寿命が長いですが消耗品ですからテレビ自体に不具合が起きたり故障したりして映像が観れなくなってしまうこともあります。
その他にも、「テレビの不具合」としてTV画面にノイズが発生してしまうこともあります。
具体的には、TV画面に横線が出たりモザイクがかかったように映像が突然乱れる症状が出てしまうことです。
テレビ画面の、音声や映像が乱れたり途切れたりする現象は「ブロックノイズ」とも呼ばれています。
テレビが映らない!?症状別解決法
今までテレビが問題なく視聴できていても、ある日突然、映像が観れなくなってしまうことは消耗品ですから完璧に防ぐことは出来ません。
後は、どれだけTVに不具合が起きた時の対処法を知っているかで、元通りに直すことが出来る確率を上げることができます。
番組表だけ映る
上記でお伝えしてきた、テレビ自体の不具合やテレビアンテナ・ブースター電源・ケーブルの長さ・電源コードの確認で問題が無い場合は「テレビの設定」が正しくされていないケースもあります。
「番組表だけ映る」時は、チャンネル設定がされていない場合があるので、お使いのテレビのリモコンを使ってチャンネル設定をしてみてください。
いちぶのチャンネルが映らない
各都道府県に、テレビ局や電波の状況に違いがありますよね。
地上デジタル放送では、映らないチャンネルも地域ごとに違ったり、UHFアンテナ(全帯域用・LM帯域用・MH帯域用)が地上デジタル放送に対応していない恐れがあります。
「一部のチャンネルが映らない」といった症状がある場合は、間違ったテレビ局のチャンネル設定をしていないか確認したり、UHFアンテナが全帯域用を設置しているかなどを調べる必要があります。
音だけでる
最近のTVは、映像の送受信端子に違いがあるものも多いです。
HDMI端子とD端子を両方接続している場合、D端子では映像が送れないこともあるので、「音だけ出てしまう」こともあります。
テレビの映像・音声の入出力端子を間違って接続していないかや、ケーブルが断線していないか確認してみましょう。
地デジだけ映らない
お使いのテレビによっては、BS放送に対応していないものや地デジ対応していないものもあります。
一昔前のTVを使用している場合は、BS放送や地デジ対応されていない製品があるので注意しましょう。
BSアンテナでは、BS放送しか視聴できませんし、地デジアンテナでは地デジ放送しか観れませんのでアンテナの種類も把握しておく必要があります。
テレビアンテナに問題がある場合
お伝えしてきましたように、「テレビの映像が映らない」問題は色々な原因があります。
その中で、テレビアンテナは屋外に設置している家庭が多いですから、天災により経年劣化しやすくなります。
古いアンテナは交換
テレビアンテナには、BS放送・CS放送・地デジ放送用など種類がありますが、テレビと同様に消耗品ですから古くなったアンテナは不具合や故障が起こりやすくなります。
特に、屋内に設置するTVと違って屋外に設置することが多いテレビアンテナは、雨風や雪など天候の影響により錆びたり強度が弱くなって寿命が短くなってしまうこともあります。
古いアンテナを使い続けることでテレビの映像に支障が出てきますから、長年使っている場合は新品に交換してみましょう。
アンテナが正しい向きかをチェック
テレビを設置する時に、アンテナを調整していて、アンテナの向きや角度は簡単に変わらないように固定されています。
ですが、悪天候の影響でTVアンテナの向きや角度が変わることもあるのでアンテナが正しい向きになっているのか定期的に確認した方が良いでしょう。
アンテナの配線をチェック
テレビを観る為にかかせないものが、テレビアンテナですがTVとワイヤレスで繋がっているわけではありません。
テレビアンテナから、テレビに繋がる配線が接続されています。
このアンテナケーブルに、何か不具合が起きていたり断線してしまうとテレビの映像が映らなくなります。
TVアンテナの配線が、断線していないかや外れていないか確認してみましょう。
テレビアンテナの映らないのまとめ
テレビ自体やテレビアンテナの電波の送信に不具合が起きたり故障すると、TVの映像が映らなくなってしまいます。
その他にも、「ブースターの電源・テレビアンテナの向きや角度・ケーブルの長さ・コンセントの電力供給」などテレビが映らなくなってしまう原因も色々とあります。
また、テレビの設定を間違っていたり、各都道府県のエリアによってTV放送局のチャンネル設定に違いがあってテレビが視聴できなくなってしまっているケースも多いです。
まずは、テレビの電源プラグがきちんとコンセントに差し込まれているか確認することから始めてみて、治らなければ上記のような解決法を一つ一つ実践してみましょう。